2010年07月

  1. 片頭痛とともに生きる (その3)
  2. 片頭痛とともに生きる (その2)




片頭痛とともに生きる (その3)

2010.07.21 
MRI検査の結果発表の日がいよいよやって来ました。
前日までは比較的落ち着いていたのですが、当日になるとかなり緊張してきました。
このまま入院することになってもいいように、生命保険&医療保険の証書を机の上に置いて出掛けました。
病院では、診察前に血圧を測らないといけないのですが、緊張のあまり、あり得ないくらい高い数値を弾き出してしまいました…orz
今思い出しても、相当緊張していたなぁ…。

今回は待たされることなく、予約していた時間に名前を呼ばれました。
診察室に入るとなぜか先生はおらず、イスに座って待つこと数分。
ようやく先生が現れました。
あまりにドキドキしすぎて、息も絶え絶えの状態でしたが、先生があまり険しい顔をしていなかったので、ちょっと安心しました。
先生は開口一番、「脳腫瘍ではありませんでしたよ」と言ってくれました。
この言葉をどれだけ待っていたか。
思わず立ち上がってガッツポーズをしてしまいました(^^;)
その後、MRI検査の画像や検査結果についての説明を受けました。
それによると、

「四丘体槽の拡大を認めます。
同部の内部信号はCSF(脳脊髄液)と同じです。
造影T1WIでも明らかな造影効果はありません。
壁肥厚や壁在結節もありません。

ガレン静脈や内大脳静脈はこの上方を、Rosenthal静脈は両外側を走向しています。
小脳半球上部は圧排されています。

くも膜嚢胞、松果体嚢胞、中間帆槽の拡大を鑑別として考えたいです。

中脳水道は開存しています。

ほか、頭蓋内、脳内に特記すべき異常所見は指摘できません。」


ということでした。

くも膜嚢胞なのか、松果体嚢胞なのか、はたまた中間帆槽の拡大なのかは、実際に開頭してみないと分からないとのこと。
くも膜嚢胞や松果体嚢胞は、脳脊髄液の通り道を塞いで水頭症を引き起こさない限り何も治療をする必要はないそうなので、今後は経過観察でOKとのことでした。
半年~1年に1回くらいMRI検査をして、嚢胞が大きくなっていないかをチェックするそうです。
ちなみに、この嚢胞は生まれつき持っている可能性が高いようです(直径2cm)。

ところで、説明で気になったのが、

「小脳半球上部は圧排されています。」

というところ。
要するに、小脳の上部が嚢胞に圧迫されてひしゃげているということなんです。
どんな感じかというと――

僕の頭のMRI画像

参考までに、正常な人の頭のMRI画像

僕の一番上の画像を見ると、小脳の上部がへこんでいるのがよく分かると思います。
こ、こわい…orz
先生に聞くと、「これくらいなら問題ないでしょう」とのこと。
小脳って、運動や平衡感覚をつかさどる器官じゃないですか。
僕、運動神経はいい方だったんですけど、平均台だけはやたら苦手だったんです。
これって、小脳がへこんでいることと関係ないのかなぁ…(先生いわく、関係ないそうです^^;)。

あと、この嚢胞と片頭痛との関係も気になったので聞いてみたのですが、この嚢胞が片頭痛の原因だとは考えにくいそうです。
やっぱり僕の片頭痛は父からの遺伝だったみたいです。

その後数年間は、MRI検査やCT検査をしましたが、嚢胞の大きさに変化はなく、取りあえずこのまま様子を見ることになりました。
現在は何の検査もしていませんが、病院からは「何かあったらすぐに来てください」と言われています。


さて、片頭痛のお話に戻りますが、現在も片頭痛とのお付き合いは続いています。
今までは、レルパックスと鎮痛薬を組み合わせて何とかやってきましたが、最近鎮痛薬のロキソニンがあまり効かなくなってきました…orz
これまで八面六臂の活躍だったロキソニンが効かないとなると、これはかなり困ったことになります。
そこで、何か別のお薬がないか探していたところ、呉茱萸湯(ごしゅゆとう)という漢方薬が片頭痛に効くらしいということをネットで知りました。
これは早速試してみようとドラッグストアに行ってみましたが、売ってない…orz
計6軒のドラッグストアを回りましたが、結局売っている店はありませんでした。
僕は田舎に住んでいるので、こういうこと(欲しい物が売っていないこと)がよくあります。
以前ならネットで薬が買えたのですが、今は買えませんからね。
不便な世の中になったものです。
仕方なく、漢方専門のお店(漢方薬局)に行って購入しました。
「仕方なく」というのは、漢方のお店って何か入りづらいんですよね。
とても高価なイメージがあるので…。
でも、呉茱萸湯はすでに製剤として売られていたので、葛根湯と同じくらいの値段で買うことができました。
良かった♪

んで、飲んでみた感想ですが、片頭痛がひどくなってからではやはり効かないみたいです。
でも、まだ痛みが軽い段階で飲むと、結構効いたように思います。
ロキソニンの代わりとまではいきませんが、新たな選択肢ができました。
今後はレルパックス・鎮痛薬・呉茱萸湯の組み合わせで、片頭痛とともに生きていこうと思っています。

(終わり)

(当ブログ内の関連記事)
片頭痛とともに生きる (その1)
片頭痛とともに生きる (その2)





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片頭痛とともに生きる (その2)

2010.07.07 
かかりつけの病院で予定通り頭のCT検査を受け、1週間後、結果を聞きに神経内科へ行きました。
不安な気持ちと大丈夫だという気持ちとが入り交じって、ドキドキしながら待合室で待っていましたが、予約した時間になってもなぜか僕の名前が呼ばれません。
待合室にいた他の予約患者さんたちは次々に名前を呼ばれ、一人また一人と減っていき、ついには僕一人になってしまいました。
この時点で、かなり嫌な予感はしていました。
さらに、診察室からは「う~ん、う~ん」とうなる先生の声も聞こえてきました。
何かあったに違いありません。

やっと名前を呼ばれた僕は恐る恐る診察室に入りました。
すると、案の定、先生からCT検査で異常が見つかったと告げられました。
先生は、「ここが拡大しているんですよね」と僕のCT画像を指さして言いました。
先生は、分かりやすいように別の人の正常な脳のCT画像も見せてくれたのですが、見比べてみると、たしかに脳の真ん中あたりの空洞部分(正確には脳脊髄液の通り道)が拡大している…orz
先生の説明では、「脳室の近くの四丘体槽が拡大し、cystic mass(嚢胞性腫瘤)が見られる」ということでした。
先生は「腫瘤(しゅりゅう)」という言葉を口にした瞬間、僕の不安を察知したのか「腫瘤といっても、腫瘍とは限りませんからね」と補足してくれました。
しかし、僕は見てしまいました。
検査結果の詳細が書かれた紙に、「脳腫瘍の疑い」と書かれているのを。

こういう時って、頭が真っ白になったり、取り乱したり、ショックで泣きだしたりしそうなもんですけど、僕はなぜかものすごく冷静でした。
いや、冷静というよりは、あまりに突然のことでまだ事実を受け止められず、他人事のように感じていたのかもしれません。
僕としては、「今ここできちんと質問すべきことはしておかないと、後で絶対に不安になる」と思ったので、メモをとりながら先生にいろんな質問をしました。
その結果分かったことは、
・悪性度が高ければ外科的手術をし、悪いものでなければそのまま経過観察をする
・脳の奥深い場所なので、手術の難易度は高い
・一刻を争うものではない
・昨日今日できたものではなさそう
ということでした。

まずは、僕の頭の中の嚢胞性腫瘤が一体何なのかを確かめなければならないということで、MRI検査を受けることになりました。
MRI検査は、CT検査よりもさらに詳しく頭の中の状態が分かるんだそうです。
「脳腫瘍の疑い」なんて書かれているんだから、すぐにでもMRI検査をしてくれるのかと思いきや、予約は1カ月後…orz
本当は3カ月後の予約だったのですが、僕が先生に頼み込んで、1カ月後に早めてもらいました。
とにかくMRI検査の予約がいっぱいで、新規に予約を入れるのが大変難しいんだそうです。
込んでいる病院というのも、考えものですなぁ。

病院からの帰り道、車を運転しながら、ようやく実感がわいてきました。
帰り際、先生が「それほど悪いものではないような気がします」と言ってくれたものの、元来マイナス思考の僕は、「あと何年生きられるのかな」などと、どんどんネガティブな方向へ…。
その時、ふとあることが頭に浮かびました。

「何かあった時のために、エロビデオ・エロDVD・エロ雑誌・エロ動画・エロ画像は処分しないと!」

こんな時に考えることではないのかもしれませんが、僕にとってはとっても大事なことでした。
自分がいなくなった後に、エロいもの(しかもゲイもの)がゾロゾロと部屋から出てきたら恥ずかしすぎます(^^;)
そういえば、ブラザー・トムさんが心筋梗塞で倒れた時に、苦しみの中でパソコンに保存していたエロ画像を必死で消したという話を聞いたことがありますが、その気持ちすごく分かります~^^
というわけで、僕は、MRI検査までの1カ月間を使って、身辺整理という名の「エロ整理」をしたのでした。
ただ、パソコン内のエロ動画・エロ画像は全部捨てたものの、さすがにエロビデオとエロDVDは捨てられなかった…orz
「まだ悪い病気だと決まったわけじゃないし、捨てるには早いよ」などと自分に言い聞かせて^^

このMRI検査までの1カ月間は精神的にかなりキツかったです。
夜は眠れなくなり、ご飯も食べられなくなって…。
インターネットをすれば脳腫瘍のサイトばかり見ちゃって、結果的にすごく落ち込んでしまうし。
ある日、「このままじゃダメだ!」と思って、インターネットをするのをやめました。
というのは、以前アンドルー・ワイル氏の「癒す心、治る力」という本を読んだ時に、「ニュース断食」という言葉が出てきたのを思い出したんです。
ニュースには不愉快なものや心を乱すものが多く、ニュースから一時的に身を遠ざけることで心身の健康を得るというのが「ニュース断食」です。
僕もこれにならって、「ネット断食」をやることにしたわけです。
これによって、だいぶ僕の心も落ち着いてきました。
できるだけ悪いことは考えないようにして、明るく前向きに生活するように心掛けました。

そして、1カ月後。
ようやくMRI検査を受けることができました。
MRI検査って初めてだったんですけど、ガンガン、ゴンゴン、トントンといろんな音がしてうるさいですねー。
それに、頭が小さな箱でガチッと固定されているので、狭くて息苦しいし、動けないし、いつ唾を飲み込んでいいのかも分からないし。
閉所恐怖症の人はきっと耐えられないと思います。
途中で造影剤を入れたのですが、造影剤のキュイーンとした冷たさにもびっくりしました。
30~40分かけて、ようやく検査は終了。
あとは検査結果が出るのを待つばかりです。
検査結果を聞くのは3日後。
この頃はもうある種の開き直りというか、運を天に任せる感じで結果が出るのを待っていました。

(次回に続く)

(当ブログ内の関連記事)
片頭痛とともに生きる (その1)
片頭痛とともに生きる (その3)


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